ジェネリック薬品って、結局なに?
薬局『ジェネリックで用意していいですか?』
あなた『あ?はい。同じものですよね?』
薬局『はい、有効成分同じで安いですよ』
あなた『あ、じゃあお願いします』
こんなやり取り多いと思います。
ではジェネリックって、
新薬のお薬(先発品)と全く同じなんでしょうか。
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●ジェネリックとは?
『ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、 厚生労働省の認可を得て製造販売される、 新薬と同じ有効成分を含む医薬品です。』
とあります。
じゃあやっぱり先発品と同じ?
と言われると答えはYESの場合もNOの場合もあります。
先発品の販売から特許が切れて、販売されるジェネリック医薬品、
これにはAG(オーソライズドジェネリック)と呼ばれるものがあります。
それは先発と全ての成分を同じものを使っている医薬品です。
(AGの中にもランク分けされてますが、それはまた別の機会に。)
しかし、それ以外については、有効成分以外の薬の構成している部分は、同じものでない場合がほとんどです。
それにより効能が期待と多少変わってしまう可能性はどうしてもゼロではありません。
なるほど!じゃあやっぱりジェネリック医薬品は、悪いものなんだな!
と、考えるのもちょっと待ってください、それは一概にいえません。
なぜなら逆に先発品で呑みづらかった薬を、
唾液で溶けるように変更したり、剤形を小さくしたり、
先発品を更に内服しやすく改良しているジェネリックも多数あるんですよね。
●では、結局ジェネリックは頼んだ方がいいの??
ジェネリックはゾロ製品。粗悪品。と決めつける時代は終わりました。
先発品以上にジェネリックが効きがいいと感じる患者さんも多いです。
日医●や小林加●といった昨今問題を起こしてしまったジェネリックメーカーもありますが、
その後色々な規制も厳しくなる動きもあり、
基本今後はジェネリック医薬品について信頼して問題ないと私は思っています。
ですので、特別先発品へのこだわりがないのであれば、
まずはジェネリックにしてみる。
という選択肢で問題ないように思います。
でももし、それでも気になるようであればかかりつけ医や、薬剤師に気軽に相談してください。
聞くのは自由ですし、
心配している内容についてじっくり親身に教えてくれると思います。
まとめ
今回はジェネリック医薬品って結局なに?
ジェネリック医薬品はやめた方がいい?ききめよくないの?
って質問が現場で多いため取り上げてみました。
考えすぎも問題ですが、カラダに入るものなので、ある程度知識をつけて使用していきましょう。
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